1907 年ボーイスカウトの創始者ロバート・ベーデン- パウエル卿はイギリスのブラウンシー島に20 人の少年たちを集めて実験キャンプを行いました。ボーイスカウト運動の始まりにあたります。このキャンプの体験をもとに、翌年『スカウティングフォアボーイズ』という本を著し、少年たちの旺盛な冒険心や好奇心をキャンプ生活や自然観察、グループでのゲームなどの中で発揮させ、「遊び」をとおして少年たちに、自立心や協調性、リーダーシップを身につけさせようとしました。これがボーイスカウト運動の始まりです。
ボーイスカウト活動は、野外で、子どもたちの自発性を大切に、グループでの活動を通じて、それぞれの自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップなどを育んでいきます。家族とだけでは「経験できない」ことが経験でき、学校やクラブ活動では「学べない」ことが体験でき、子供たちを1人前の社会人に育てるために活動をしています。
ボーイスカウト活動で得られる経験
- チャレンジに協力してもらった経験(ボーイ・ベンチャーの各章を取る)
- 後輩や第三者の助言・意見が役に立った経験(隊のリーダーの意見を取り入れる)
- 折衝相手、先生、友人の信頼を得た経験(隊での活動での評価)
- 工夫や知人の協力で何とか成し遂げた経験(隊での活動)
- 聞きにくい状況・相手から助言を得た経験(各章のための面接など)
- 企画、実行し、まとめる経験(カブからベンチャーにおける出し物など)
今では世界では169の国と地域、約4000万人、日本全国には団と言われる活動母体が47都道府県に約2,000あります。 1995年以降、各部門に女子が参加できるようになり、現在、小学校入学3か月前から成人まで約10万5千人が活動しています。
詳しい活動内容は、ボーイスカウト日本連盟(https://www.scout.or.jp/about/)参照
活動内容
子供たちの年齢にあった育成を行うために、ボーイスカウトの活動は5つの部門に分かれている。
部門 | 対象学年 |
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ビーバースカウト(BVS) | 小学校1~2年生(年長1月より仮入隊) |
カブスカウト(CS) | 小学校3~5年生 |
ボーイスカウト(BS) | 小学校6年生~中学校3年生 |
ベンチャースカウト(VS) | 高等学校1年生~3年生 |
ローバースカウト(RS) | 18歳以上25歳未満 |